熱い飲み物をテーブルに置きっぱなしにしないで|子どものやけど事故を防ぐためにできること
ホッと一息つくための、熱いコーヒーや紅茶。
食事中のおみそ汁やスープ、カップ麺。
毎日の生活の中で、熱い飲み物や食べ物をテーブルに置く場面はたくさんあります。
そんな時、インターホンが鳴ったり、スマホを取りに行ったり、きょうだいに呼ばれたりして、ほんの少しだけその場を離れることはありませんか?
- すぐ戻るから大丈夫
- 子どもはまだ届かないと思う
- 熱いものは危ないと分かっているはず
そう思っていても、子どもは大人が思っているより早く動くことがあります。
熱い飲み物や食べ物によるやけどは、ほんの一瞬で起きてしまうことがあります。
だからこそ、子どもの手が届く場所に熱いものを置きっぱなしにしないことが大切です。
この記事では、熱い飲み物や食べ物がなぜ子どものやけどにつながりやすいのか、子どもがなぜ手を伸ばしてしまうのか、家庭で今日からできる予防ポイントを整理してお伝えします。
なぜ危険なのか
熱い飲み物や食べ物によるやけどが危険なのは、液体がこぼれた時に、広い範囲にかかりやすいからです。
コーヒー、紅茶、おみそ汁、スープ、カップ麺などは、容器ごと倒れたり、子どもが引き寄せたりすると、中身が一気に体にかかってしまうことがあります。
特に小さな子どもは、大人より体が小さく、皮膚も薄いため、熱い液体がかかると深いやけどにつながるおそれがあります。消費者庁も、子どもは身体が小さく皮膚が薄いため、熱い液体を浴びると広範囲で深く影響し、重症化するおそれがあると注意を呼びかけています。
また、テーブルの上にある熱いものは、大人にとっては「置いてあるだけ」に見えます。
でも子どもにとっては、目の前にある気になるものです。
- マグカップの取っ手
- スープの入ったお椀
- 湯気の出ているカップ麺
- テーブルクロスやランチョンマット
こうしたものを引っ張ったり、手を伸ばしたりした時に、中身がこぼれてしまうことがあります。
東京都の消費生活情報サイトでも、テーブル上に置かれた熱いものが入った容器を子どもが引き寄せ、内容物を浴びてやけどを負う事故が多く発生しているため、子どもの手の届くところに熱いものを置かないよう注意を呼びかけています。
「少しだけ置いたつもり」でも、子どもが手を伸ばした瞬間に事故につながることがあるのです。
子どもはなぜその行動をしてしまうのか
子どもが熱い飲み物や食べ物に手を伸ばすのは、危ないことをしようとしているからではありません。
小さな子どもにとって、テーブルの上はとても気になる場所です。
- 大人が飲んでいるもの
- 湯気が出ているもの
- いい匂いがするもの
- きれいな色のカップ
- 触ると動きそうなランチョンマット
子どもは「これは熱いから触ると危ない」と分かっていたとしても、その瞬間の好奇心が勝ってしまうことがあります。
また、つかまり立ちや歩き始めの時期の子どもは、手を伸ばせる範囲が日々広がっていきます。
- 昨日までは届かなかった場所に、今日は手が届く
- まだ登れないと思っていた椅子に、急に登れるようになる
- 少し目を離した間に、テーブルの端に手をかける
こうした変化は、子育ての中ではよくあります。
だからこそ、「うちの子はまだ届かないから大丈夫」と考えるより、子どもは思っているより早く動くことがあると考えて、環境を整えておくことが大切です。
安全対策は、保護者を責めるためのものではありません。
忙しい毎日の中で、危険を思い出せる仕組みを増やすためのものです。
家庭でできる予防ポイント
熱い飲み物や食べ物によるやけどを防ぐために、家庭でできる対策を確認しておきましょう。
子どもの手が届く場所に熱いものを置かない
一番大切なのは、子どもの手が届く場所に熱いものを置きっぱなしにしないことです。
テーブルの端、ローテーブル、床に近い場所、ソファ横の小さな台などは、子どもが手を伸ばしやすい場所です。
コーヒーやスープを置く時は、子どもの手が届かない奥側や、キッチンカウンターなど安全な場所に置くようにしましょう。
その場を離れる時は、いったん安全な場所へ移す
- インターホンが鳴った時
- スマホを取りに行く時
- きょうだいに呼ばれた時
「すぐ戻るから」と思っても、熱いものをそのままにして離れるのは避けた方が安心です。
少しでもその場を離れる時は、いったんキッチンなど、子どもの手が届かない場所に移しましょう。
熱いものの置き場所を家族で決めておく
毎回気をつけようと思っていても、忙しい時には忘れてしまうことがあります。
そのため、
- 熱い飲み物はテーブルの端に置かない
- カップ麺はキッチンで作る
- 味噌汁は子どもの席から離して置く
など、家族でルールを決めておくと、日常の中で思い出しやすくなります。
親子で確認したい安全ルール
子どもには、短く、分かりやすい言葉で伝えることが大切です。
親子で、次のように確認してみてください。
- 熱いものには、さわらない
- 湯気が出ているものには、近づかない
- コップやおわんは、引っぱらない
小さな子どもには、長い説明よりも、短い言葉を繰り返す方が伝わりやすいことがあります。
ただし、言葉だけで完全に防ぐことは難しいです。
大切なのは、子どもに伝えることと同時に、熱いものを手の届く場所に置かない環境を作ることです。
今日からできることは、とてもシンプルです。
熱い飲み物や食べ物を、子どもの手が届く場所に置きっぱなしにしない。
この1つを、ぜひご家庭で確認してみてください。
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「リビングでの『やけど事故』を防ごう!」
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