お風呂の残り湯は浅くても危険です|子どもの溺水事故を防ぐために家庭でできること
入浴後のお風呂の残り湯を、次の日の洗濯などに使うため、そのまま残しておくご家庭もあると思います。
- 少ししか残っていないから大丈夫
- 浴槽の水が浅いから大丈夫
- ドアを閉めているから、たぶん入らないはず
忙しい毎日の中では、そう感じることもあるかもしれません。
でも、小さな子どもがいるご家庭では、お風呂の残り湯には注意が必要です。
水が深く見えなくても、子どもが浴室に入り、浴槽をのぞき込んだ時に、頭から落ちてしまうことがあります。特に小さな子どもは、体に比べて頭が重く、一度浴槽の中に落ちると、自分の力で起き上がれないことがあります。
お風呂は毎日使う身近な場所です。
だからこそ、「いつもの場所だから大丈夫」と思い込みすぎず、家庭の中でできる安全対策を確認しておくことが大切です。
この記事では、お風呂の残り湯がなぜ危険につながるのか、子どもがなぜ浴室に入ってしまうのか、そして家庭で今日からできる予防ポイントを整理してお伝えします。
なぜ危険なのか
お風呂の残り湯が危険なのは、子どもが浴槽の中に落ちた時に、浅い水でも鼻や口がふさがれてしまう可能性があるからです。
大人から見ると、浴槽の水が少ししか残っていないように見えることがあります。
けれど、子どもが頭から浴槽に落ちた場合、水の深さが浅くても、自力で起き上がれないことがあります。
特に乳幼児は、体に比べて頭が大きく、バランスを崩しやすい時期です。浴槽の中をのぞき込んだ時に、重心が前に移り、頭から落ちてしまうことがあります。
また、子どもが溺れる時は、必ずしも大きな声を出したり、バシャバシャと音を立てたりするとは限りません。静かに、周囲が気づきにくい状態で溺れてしまうこともあります。
「少しの水だから大丈夫」ではなく、ほんの少しの水でも危険につながる可能性があると考えておくことが大切です。
子どもはなぜその行動をしてしまうのか
子どもが浴室に入ってしまうのは、危ないことをしようとしているからではありません。
小さな子どもにとって、浴室はとても気になる場所です。
- 水の音がする
- 浴槽の中をのぞいてみたい
- おもちゃが置いてある
- いつも大人と一緒に入る場所だから、自分でも入ってみたい
そんな好奇心から、少し目を離したすきに浴室へ向かってしまうことがあります。
また、子どもはまだ「この先で何が起こるか」を大人のように予測することが難しいです。
- 浴槽をのぞき込むと落ちるかもしれない
- 水が浅くても、顔が水についたら危ない
- 浴室は一人で入ってはいけない場所
こうした危険を、自分だけで判断するのは簡単ではありません。
だからこそ、「危ないから入っちゃダメ」と一度伝えるだけではなく、子どもが浴室に入れない環境を作ることが大切です。
安全対策は、子どもを叱るためのものではありません。
子どもの好奇心や行動の早さを前提にして、事故のリスクを減らすための仕組みづくりです。
家庭でできる予防ポイント
お風呂の残り湯による事故を防ぐために、家庭でできる対策を確認しておきましょう。
入浴後は浴槽の水を抜く
小さなお子さんがいるご家庭では、入浴後は浴槽の水を抜くことを習慣にしておくと安心につながります。
残り湯を洗濯に使いたい場合もあると思います。
その場合は、子どもが浴室に入れない対策を必ず考えておくことが大切です。
浴室のドアを閉める
入浴後は、浴室のドアを閉めることを習慣にしましょう。
ドアが開いていると、子どもが好奇心で入ってしまうこともあります。
お子さんの年齢や発達に合わせて、開けられない仕組みも検討してください。
外鍵やチャイルドロックを使う
子どもが勝手に浴室へ入れないように、外鍵やチャイルドロックを使う方法もあります。
特に、歩き始めたばかりの子どもや、ドアを開けられるようになった子どもがいる場合は、「閉めたつもり」だけでは不十分なことがあります。
入浴準備中も注意する
残り湯だけでなく、入浴前に浴槽へお湯をためている時間にも注意が必要です。
「あとで入るから」と浴槽にお湯をためている時も、子どもが浴室に近づけないようにしておきましょう。
家庭でできる対策は、ひとつだけではなく、いくつかを組み合わせると安心につながります。
親子で確認したい安全ルール
子どもには、短く、わかりやすい言葉で伝えることが大切です。
たとえば、親子で次のように確認してみてください。
「お風呂場には、ひとりで行かない」
小さな子どもには、長い説明よりも、短い言葉を繰り返し伝える方が届きやすいことがあります。
そして、言葉で伝えるだけでなく、浴槽の水を抜く、浴室に入れないようにする、ドアを閉めるなど、環境の工夫とセットにすることが大切です。
お風呂は、家族の毎日にある大切な場所です。
だからこそ、少しの対策を積み重ねることで、子どもの事故のリスクを減らしていきましょう。
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お風呂の中にある危険を、親子でわかりやすく学べる動画です。
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