ヘアアイロンは電源を切った後もしばらく危険です|子どものやけど事故を防ぐためにできること
朝の身支度や、お出かけ前の準備で使うことが多いヘアアイロン。
ストレートアイロンやカールアイロンは、毎日の生活の中で身近な道具のひとつです。
使い終わった後、
- 電源を切ったから大丈夫
- 少しだけ洗面台に置いておこう
- あとで片付けよう
と思って、そのまま置いてしまうことはないでしょうか。
でも、ヘアアイロンは電源を切った後も、すぐには安全な温度まで下がりません。
見た目は冷めている時とほとんど変わらないため、小さな子どもが「熱いもの」と気づかずに触ってしまうことがあります。
ヘアアイロンによるやけどは、家庭の中で起こりやすい身近な事故のひとつです。
この記事では、ヘアアイロンがなぜ子どもにとって危険なのか、子どもがなぜ手を伸ばしてしまうのか、家庭で今日からできる予防ポイントを整理してお伝えします。
なぜ危険なのか
ヘアアイロンが危険なのは、髪を整えるために高温になる道具だからです。
製品によって温度は異なりますが、ヘアアイロンには100℃から200℃ほどの高い温度で使用するものがあります。
プレートやパイプ部分はとても熱くなり、短い時間触れただけでも、やけどにつながることがあります。
さらに注意したいのは、電源を切った後です。
ヘアアイロンは、電源を切った瞬間に冷たくなるわけではありません。
使用後もしばらくは高温の状態が続きます。
そのため、
- 電源を切ったから大丈夫
- もう使い終わったから大丈夫
と思って洗面台や机の上に置いておくと、子どもが触ってしまうことがあります。
特に危険なのは、見た目では熱いかどうか分かりにくいことです。
湯気が出るわけでも、赤く光るわけでもないため、子どもには「ただの道具」に見えてしまいます。
また、コードにも注意が必要です。
本体を子どもの手が届かない場所に置いたつもりでも、コードが垂れていると、子どもが引っ張ってしまうことがあります。
その結果、熱いヘアアイロンが落ちて、手や腕、顔、頭などに触れてしまう可能性があります。
ヘアアイロンは、使っている時だけでなく、使い終わった後の置き場所まで含めて注意が必要な道具です。
子どもはなぜその行動をしてしまうのか
子どもがヘアアイロンに手を伸ばすのは、危ないことをしようとしているからではありません。
子どもにとって、ママやパパが使っているものは、とても気になるものです。
- 自分も触ってみたい
- 何に使うものなんだろう
- 大人のまねをしてみたい
そんな好奇心から、手を伸ばしてしまうことがあります。
小さな子どもは、道具の見た目から危険を判断することがまだ難しいです。
ヘアアイロンは、包丁や火のように「見るからに危なそう」には見えません。
冷めている時と熱い時の見た目がほとんど同じなので、「これは熱いから触ってはいけない」と気づきにくいのです。
また、子どもは大人が思っているよりも早く動くことがあります。
- 洗面台の横に置いていた
- 机の上に少しだけ置いていた
- コードが少し垂れていた
- 踏み台や椅子を使えば届く場所だった
こうした一瞬の状況で、子どもがヘアアイロンに触れてしまうことがあります。
安全対策は、保護者を責めるためのものではありません。
忙しい毎日の中で、危険を思い出せる仕組みを増やし、子どもが近づきにくい環境を作るためのものです。
家庭でできる予防ポイント
ヘアアイロンによるやけどを防ぐために、家庭でできる対策を確認しておきましょう。
電源を切った後も、冷めるまで子どもが近づけない場所に置く
一番大切なのは、電源を切った後も、ヘアアイロンが十分に冷めるまで子どもが近づけない場所に置くことです。
洗面台の端、机の上、床、ソファの近くなどは、子どもが手を伸ばしたり、コードを引っ張ったりしやすい場所です。
使い終わったら、子どもの手が届きにくく、落下しにくい場所で冷ますようにしましょう。
コードを子どもの手が届かないようにする
ヘアアイロン本体だけでなく、コードにも注意が必要です。
本体を高い場所に置いていても、コードが下に垂れていると、子どもが引っ張ってしまうことがあります。
コードを引っ張ることで、本体が落ちてくる危険があります。
使っている時も、冷ましている時も、コードが子どもの手に届かないようにまとめておくことが大切です。
使用後はコンセントを抜く
使い終わったら、電源を切るだけでなく、コンセントからプラグを抜く習慣をつけておくと安心です。
ただし、コンセントを抜いた後も、すぐに冷めるわけではありません。
「プラグを抜いたからもう安全」と考えるのではなく、冷めるまで置き場所に注意しましょう。
耐熱ポーチや耐熱マットを活用する
ご家庭によっては、耐熱ポーチや耐熱マットを使うことも、事故予防につながります。
ただし、製品によって使い方や耐熱温度は異なります。
必ず説明書を確認し、完全に安全と考えすぎず、子どもが触れない場所で冷ますことを基本にしましょう。
使用場所を決めておく
毎回置き場所が変わると、忙しい時にうっかり机や床に置いてしまうことがあります。
- ヘアアイロンはこの場所で使う
- 使い終わったらここで冷ます
- コードは必ずまとめる
というように、家の中でルールを決めておくと、日常の中で思い出しやすくなります。
親子で確認したい安全ルール
小さな子どもには、短く分かりやすい言葉で伝えることが大切です。
親子で、次のように確認してみてください。
- ヘアアイロンには、さわらない
- コードを引っぱらない
- ママやパパの道具は、勝手にさわらない
ただし、言葉だけで事故を防ぐことは難しいです。
大切なのは、子どもに伝えることと同時に、大人が置き場所を決めて、子どもが触れにくい環境を作ることです。
今日からできることは、とてもシンプルです。
- ヘアアイロンを使った後は、冷めるまで子どもが近づけない場所に置く。
- コードも子どもの手が届かないようにする。
この2つを、ぜひご家庭で確認してみてください。
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