子どもの連れ去りを防ぐために|「知らない人について行かない」約束を親子で確認しよう
子どもに防犯を伝える時、つい「怪しい人について行かないでね」と言ってしまうことがあります。
もちろん、その言葉自体は大切です。
ただ、子どもにとって「怪しい人」を見分けることは、とても難しい場合があります。
- サングラスをかけている人
- マスクをしている人
- 怖そうな顔をしている人
そんな分かりやすい見た目の人だけが、子どもに近づいてくるとは限りません。
- 普通に見える人
- 優しそうに話しかけてくる人
- 困っているふりをする人
- 親切そうに近づいてくる人
そうした相手でも、子どもをだまして連れて行こうとすることがあります。
この記事では、子どもの連れ去りを防ぐために、家庭でどのように伝えればよいのかを、保護者の方へ向けてやさしく整理します。
なぜ危険なのか
子どもの防犯で大切なのは、見た目で判断しないことです。
子どもは、大人の表情や声のやさしさから「この人は安全そう」と感じることがあります。
たとえば、
- 君のママが事故にあって、病院に運ばれたよ
- 一緒に車で病院に行こう
- お菓子をあげるから、こっちにおいで
- かわいい犬を見に来ない?
このような声かけは、子どものやさしさや好奇心に入り込んできます。
特に、パパやママが大好きな子ほど、親が大変だと聞くと心配になり、相手の話を信じてしまうことがあります。
また、「道を教えて」「落とし物を探している」など、大人が困っているように見える声かけにも注意が必要です。
子どもは「助けてあげたい」と思うことがあります。
その気持ちは、とても大切なやさしさです。
でも、防犯の場面では、子どもだけで大人の頼みごとに応じないことも必要です。
警視庁なども、子どもを犯罪から守るために、「ついていかない」「車に乗らない」などの約束を、具体的な場面で繰り返し確認することを呼びかけています。
子どもはなぜついて行ってしまうことがあるのか
子どもが知らない人について行ってしまうのは、危険を軽く考えているからではありません。
子どもには、子どもなりの理由があります。
- 「ママが病院にいる」と言われて心配になる
- 「お菓子をあげる」と言われてうれしくなる
- 「困っているから助けて」と言われて断りにくい
- 自分の名前を呼ばれて、知っている人だと思ってしまう
- 大人に強く言われて、断ってはいけない気がしてしまう
こうした反応は、子どもの発達や経験の少なさを考えると自然なことです。
だからこそ、「どうしてついて行ったの」と責めるのではなく、事前に分かりやすいルールを決めておくことが大切です。
子どもに必要なのは、「人を疑いなさい」という教えではありません。
困った時に、自分の身を守るための行動を、短い言葉で思い出せるようにしておくことです。
家庭でできる予防ポイント
子どもの連れ去りを防ぐために、家庭で今日からできることを確認しておきましょう。
「知らない人」の見た目を決めつけない
「怖そうな人について行かない」だけでは、子どもには伝わりきらないことがあります。
次のように伝えると、より具体的です。
- 優しそうに見えても、知らない人にはついて行かない
- ママやパパの話をされても、知らない人の車には乗らない
- お菓子やおもちゃをくれると言われても、一緒に行かない
見た目ではなく、行動で判断することを伝えましょう。
親の名前を出されても、ついて行かない約束をする
- ママが病院にいるよ
- パパに頼まれたよ
このように言われると、子どもは不安になります。
だからこそ、家庭で先に約束しておくことが大切です。
- ママやパパのことで何か言われても、知らない人について行かない
- 知らない人の車には乗らない
- 近くのお店、学校、交番、子ども110番の家などに助けを求める
緊急の時ほど、子どもが思い出しやすい短いルールにしておきましょう。
「知っている人」と「ついて行っていい人」は違うと伝える
子どもは、近所で見かけたことがある人、友だちの保護者、園や学校で見たことがある人を、「知っている人」だと思ってしまうことがあります。
でも、顔を見たことがある人でも、保護者が知らないところで一緒に行ってよいとは限りません。
そのため、家庭では、「ついて行っていい人」「お迎えをお願いする可能性がある人」を親子で話し合い、事前に決めておくことが大切です。
そして、決めた人以外から声をかけられた時は、たとえ名前を呼ばれても、親しげに話しかけられても、その場でついて行かず、近くの先生・お店の人・交番・子ども110番の家などに相談すると伝えておきましょう。
断る練習をしておく
子どもは、大人に話しかけられると断りにくいことがあります。
家で短く練習しておくと、いざという時に行動しやすくなります。
- 行きません
- 乗りません
- お家の人に聞きます
- 助けて!
声に出して練習することは、防犯の大切な準備になります。
逃げる場所を親子で確認する
通学路や公園、習い事の道を親子で歩きながら、助けを求められる場所を確認しておきましょう。
- 交番
- 学校
- お店
- 子ども110番の家
- 人通りの多い明るい場所
「怖いと思ったら、ここに逃げる」と決めておくことで、子どもが迷いにくくなります。
防犯ブザーをすぐ使える場所につける
防犯ブザーは、持っているだけではなく、すぐ手が届く場所につけることが大切です。
ランドセルの中や横の奥に入れていると、とっさに使えないことがあります。
時々、音が鳴るか、電池が切れていないかも確認しておきましょう。
親子で確認したい安全ルール
子どもには、短く分かりやすい言葉で伝えることが大切です。
親子で、次のように確認してみてください。
- 知らない人には、ついて行かない
- 知らない人の車には、乗らない
- ママやパパの話をされても、ついて行かない
- お菓子やおもちゃをくれると言われても、行かない
- 困った時は、大きな声で「助けて」と言う
- 怖い時は、近くのお店や交番、子ども110番の家に逃げる
大切なのは、子どもを怖がらせることではありません。
「もしこんなふうに言われたら、どうする?」と、日常の中で少しずつ確認しておくことです。
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「知らない人には ついて行っちゃダメ!」でも、防犯の大切な約束を親子で学べます。
歌やアニメで一緒に確認することで、子どもが「ついて行かない」「車に乗らない」という安全ルールを思い出しやすくなります。
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企業・団体・自治体・教育機関の皆さまとも連携しながら、子どもの安全を社会全体で支える取り組みを広げていきたいと考えています。
子どもの防犯は、自治体、教育機関、保育施設、学童、商業施設、交通機関、地域の見守り活動などとも関わりの深いテーマです。
地域や企業・団体と連携しながら、子どもたちが安心して外出できる環境づくりを広げていければと考えています。










