こんにちは、ちょこママです。
さまざまなきっかけで、「そろそろトイレトレーニングを始めようかな」と考える方も多いのではないでしょうか?
例えば以下のような時です。
- お子さんが大きくなってきて、少し心に余裕が出てきた時
- 同い年の子どもを育てるママ友からトイレトレーニングを始めたという話を聞いた時
- 幼稚園に入園することが決まった時
でも、いざ始めようと思った時に、次のような不安や悩みを抱えるパパ、ママもたくさんいらっしゃると思います。
- トイレトレーニングの開始時期が分からない
- 補助便座とおまる、どちらを使えばいいのか分からない
- どのような手順でトイレトレーニングを進めていけばいいのかが分からない
など、分からないことがたくさんありますよね。
でも大丈夫です!
私も実際に子育ての中でトイレトレーニングを経験し、これからお伝えする方法でスムーズにトイレトレーニングを完了できました。
保育士を10年してきた中で、たくさんの子どもたちのトイレトレーニングをお手伝いしてきた経験を元に、無事にオムツを卒業して、パンツで過ごせるようになる方法を解説していきたいと思います。
まず声を大にしてお伝えしたいことは
オムツが卒業できないお子さんはいません!
いずれ必ずトイレでできるようになりますので、焦らず楽しく取り組んでいきましょうね♪
一般的には2~3歳頃から始めると言われていますが、1歳から始める方もいれば3歳から始める方もいて、子ども一人ひとり始めるタイミングは違います。
トイレトレーニング開始の目安
- ひとりで歩くことができる
(子どもが「おしっこしたい」と感じた時に、親が座らせるのではなく、自分でトイレやおまるまで歩いて行けるようになっている方がスムーズです。) - おしっこの間隔が2時間程度空く
(成長に伴って膀胱が大きくなると、ためておける尿の量が増えてきます。オムツを替えてから、次の排尿まで2時間ほど間隔が空くようになる頃がポイントです。) - 簡単な言葉が理解できるようになる
(トイレトレーニングを親子で楽しめると良いですね。「うれしい」や「いや」、「しーしー」など簡単なコミュニケーションが取れるようになっているといいでしょう。
季節は夏がおすすめです
オムツを脱いで補助便座やおまるに座ることになるので、暖かい時期の方がやりやすいでしょう。
また、トイレトレーニングを開始してすぐは、パンツにおしっこを漏らしてしまうことも多く、冷たかったり寒い思いをしてしまうこともあります。
夏は洗濯物が乾きやすいというメリットもあります。
ただ、今は暖房でお部屋を暖かくしたり、衣類乾燥機があるご家庭もありますので、夏にこだわらず、お子さんの様子や家庭環境を優先してくださいね。
トイレトレーニングを開始する目安は分かっていただけたと思いますが、逆に開始時期にはふさわしくないタイミングもあります。
- 引っ越し
- 旅行の予定
- 弟や妹が生まれる直前または直後
- 病後すぐ
などです。
トイレトレーニングは、親子で力を合わせて毎日じっくり取り組んでいくものです。
このように、環境が変わる時や情緒不安定の時は無理に開始せず、少し落ち着いてから始めるようにしましょう。
「補助便座とおまる、どちらを使えばいいのか」について
結論から言えば、どちらにもメリットとデメリットがあります。
それぞれどのような違いがあるのかを解説します。
補助便座
- 手入れが楽
排泄の後はトイレの水を流すだけでいいので楽です。 - 大人のトイレへの移行がスムーズ
大きくなってくると補助便座を外す時期が来ますが、トイレで排泄することには変わりないのでスムーズです。
- 子どもがトイレを怖がる
トイレは狭い空間ですし、便器には穴が空いていて、トイレを怖がるお子さんもいます。 - 排泄の場所が変えられない
下の子が小さい場合、トイレに一緒に連れて行かなければならないこともあります。 - 力が入りにくい
踏み台がない場合、体が不安定で力が入りにくいので、うんちをする時に踏ん張りにくいです。
(踏み台付きの補助便座もあります)
おまる
- おまるに慣れるのが早い
トイレトレーニングを始める前にぬいぐるみを座らせたり、おままごとの一環として、遊びながらおまるに馴染むことができます。 - 足がつくので力を入れやすい
おしっこやうんちをする時に、体が安定するのでしっかり踏ん張れます。 - 排泄の場所を自由に変えられる
下の子が小さくて目が離せない時も、おまるは場所を自由に変えられるので、下のお子さんを見ながら上の子のトイレトレーニングを進められます。 - 暖かい場所でできる
冬場のトイレは寒いですが、暖かいリビングでゆっくり座らせられます。
- 排泄の度に洗う手間がある
おまるの容器を毎回お風呂場で洗うのは意外と大変です。 - 衛生面に気をつけなければならない
おしっこやうんちの後、おまるの周りの床も汚れることがあるので衛生面に注意しなければなりません。 - おまるの後のトイレへの移行
おまるでおしっこやうんちができるようになった後、トイレ(補助便座)へ移行するのが二度手間になります。
このように、補助便座にもおまるにもメリットとデメリットがあります。
お子さんの様子や、家庭環境に合わせて選んであげてくださいね。
ちなみに我が家は、補助便座でトイレトレーニングをしました。
どのような手順でトイレトレーニングを進めていくのか
①絵本や動画でトイレに興味・関心を持たせる
トイレに関する絵本や動画はたくさんあります。
パパ、ママと一緒に見ることで、「トイレに行ってみたいな!」「トイレでできたらかっこいいな!」と子どもが興味を持てるように促します。
長年たくさんの親子に愛されている絵本です。
「おしっこは、トイレやおまるでするんだ」という基礎を学ぶのにピッタリです。またノンタンも失敗してしまう場面もあり、「み~んな失敗するんだよ。でも次はうまくいくよ!」と前向きになれる内容です。
私の子どもも、この絵本を読む所からトイトレをスタートしました。
②子どもと一緒にパンツを買いに行く
子どもが「このパンツ履いてみたい!」と思える、気に入ったパンツを買ってあげましょう。
最初はパンツに漏らしてしまうことも多いので多めに(6~8枚ほど)用意しておくと安心です。
③トイレの見学
トイレは狭い空間で、便器には大きな穴が空いている為、怖がるお子さんは意外にも多いです。
一度、「トイレはこんなところだよ。」「ここでおしっこやうんちをするんだよ。」「絵本で出てきたトイレと一緒だね。」などと説明をしながら見ておくと子どもも安心してトイレトレーニングができます。
④ズボンを履いたままトイレに座る
実際に座ってみましょう。最初はズボンを履いたままでも大丈夫です。
手を繋いであげると安心する場合が多いです。
⑤ズボンとオムツを脱いでトイレに座る
「しーしー出るかな?」など優しく声をかけてあげましょう。
最初は出なくて当たり前!座れただけでも褒めてあげましょう。
⑤出なかった場合、その30分後ぐらいにオムツが濡れていなかったら、もう一度トイレに座ってみる
座らせてみたら、たまたまおしっこが出た!ということがあります。
その「たまたま」も大切で、おしっこが出る感覚をつかめることがあります。
- 子どもがトイレに楽しく行けるように、かわいい飾りを付けたり、ぬいぐるみを置いておくといいでしょう。
- またご褒美シールを用意することで励みになります。
ハードルをなるべく下げ、トイレに入れただけでもご褒美シールを1枚。
おしっこが出なくてもトイレに座れたからご褒美シールを1枚。 - 子どもは小さなことでも褒められるとすごくうれしいものです。
トイレトレーニングという大きなことに挑戦しているお子さんをたくさん褒めてあげましょう!
トイレで出たり出なかったりの繰り返しだと思いますが、焦らず気長に行きましょう。
あまりに頻繁(15分~20分に1回)にトイレに誘ってしまうと、子どもが遊びに集中できなくなってしまい、トイレに行くことを嫌がってしまいますので、次のようなタイミングで誘ってみてください。
- 朝起きた時、食事の後、お昼寝前または後、就寝前などの生活の節目の時
- 子どもがもじもじしておしっこに行きたそうなサインを出した時
- 前回トイレに行って30分から一時間程度の時間が経っている時 (お子さんの排尿間隔に合わせて)
ある程度トイレトレーニングが進んでくると、おしっこに行きたい感覚が子ども自身に分かるようになってきますので、親から誘うばかりでなく、子どもを信じて、「ムズムズしておしっこに行きたくなったらママに教えてね!」と伝え、子どもに知らせてもらえるようにすると、子ども自身もトイレに意識が向くようになってきます。
最後に
冒頭でもお伝えしましたが、オムツを卒業できないお子さんはいません。
必ず卒業できる日が来ますので、焦らずゆっくりと進めて行きましょう。
幸せは歩いてこない、だから歩いてゆくんだね~。一日一歩、三日で三歩、三歩進んで二歩下がる。
有名なこの歌。トイレトレーニングでも当てはまるのです。
順調に進んでいたのに、この数日は全然うまくいかない…
ということもきっと出てくると思います。
でも大丈夫!そんな時は誘うタイミングを少し変えてみたり、休憩しても良いんです。
前に進むときもあれば、下がることがあるのも人生。
それを受け止めて、少しずつ前に進んでいきましょうね!
YouTubeで「トイレトレーニングの歌」を出しています。この動画を観ていただくだけでトイレトレーニングの手順がしっかりと学べますので、ぜひ親子で一緒にご覧になってくださいね。