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熱性けいれんが起きた時の対応を詳しく解説【救急車を呼ぶ目安も説明します】

こんにちは、ちょこママです。

子どもがある日突然、白目をむいて全身がガクガクけいれんしたり、唇が紫色に変わると、パパやママはパニック状態になってしまいますよね!

子どもが初めて熱性けいれんを起こした時は、特に不安でいっぱいだと思います。

  • けいれん中の対応の仕方が分からない
  • どんな時に救急車を呼ぶのか分からない

慌てた状況の中、テキパキと行動できる方は、ほとんどいないと思います。

今回は、子どもがけいれんを起こした時に慌てず落ち着いて行動できるように、この2点について特に詳しく解説していきます。

私の2人の子どもが熱性けいれんを経験しました

保育士を10年してきた中で、熱性けいれんの時の対応などは頭に入っていたつもりでしたが、いざ我が子(上の子)がけいれんした時はものすごく焦ってしまい、落ち着いた対応ができませんでした。
しかし、娘の熱性けいれんを目の当たりにし、「自分がしっかりしなくちゃ!」と思い、後日改めて熱性けいれんについて詳しく調べました。

その数ヶ月後、今度は下の子が熱性けいれんを起こしました。
しかしその時は、事前に熱性けいれんについて詳しく調べておいたおかげで、落ち着いて行動することができました

ちなみにうちの子の熱性けいれんの引き金は、上の子が2歳の時(手足口病による発熱)、下の子は生後10ヶ月の時(突発性発疹による発熱)でした。

この経験も踏まえた上で、お話していきたいと思います。

熱性けいれんとは

6ヶ月~5歳ころの子どもが急な発熱に伴って意識障害、けいれんを引き起こす病気です。
通常38℃以上の発熱時で急激に体温が変化するときに起こります。

日本では子どもの約10人~15人に一人に起こると言われていますが、その原因ははっきりとは分かっていません。

両親のどちらかや、兄弟姉妹が熱性けいれんを起こしたことがある場合、特によく起こると言われています。

熱性けいれん時の対応

  1. 保護者が落ち着く
    典型的な熱性けいれんの場合、お子さんが死んでしまうことはありません。
    まずはパパやママが深呼吸をして落ち着きましょう。
  2. お子さんの体を横向きにする
    けいれん時は嘔吐してしまうことがあります。
    体を横に向けて、吐いた物で窒息しないようにしましょう。
  3. 時間を計る
    けいれんが何分続いているのか、時間を計りましょう。
  4. 全身の様子をよく見る
  • 全身がけいれんしているのか、部分的にけいれんしているのか
  • けいれんが左右対称かどうか
  • 黒目の向いている方向はどうか

たいていの場合は1~2分程度でおさまります。

熱性けいれん後の対応

  1. 目が合うか
    意識がしっかりしているかを確認するためにチェックします。
    もし目が合わず、意識がもうろうとしている場合は、大至急診察を受けましょう。
  2. 体温をはかる
    けいれん中に体温をはかるのは難しいので、けいれんがおさまったらはかります。

熱性けいれんが起こっている時にやってはいけないこと

  1. 体をゆすらない
    意識を回復させるために、体をゆすったり、頬を叩いたり、大きな声で名前を呼びたくなりますが、静かに見守るようにしましょう。
  2. 口の中に物を入れない
    けいれんで舌を噛んでしまうことはありませんので、割り箸や指などを絶対に入れないようにしましょう。
    口の中に物を入れてしまうことで嘔吐してしまい、吐いた物がのどに詰まって息ができなくなったり、気管につまって窒息する危険性があるので、逆にとても危険です。

救急車を呼ぶ目安

  1. けいれんが5分以上続く
  2. 短時間にけいれんを繰り返す
  3. けいれん後に意識が戻らない
  4. 6ヶ月未満の乳児の場合

熱性けいれんだと思っていても、「髄膜炎」「急性脳症」など他の病気の可能性もありますので、①~④のいずれかに当てはまる場合は救急車を呼びましょう。

けいれん予防

熱性けいれんを起こしたことのあるお子さんで、再び熱性けいれんを起こす率は約30%です。

ほとんどのお子さんは一生に一度きりだと言われています。

2回・3回と繰り返す場合には、抗けいれん薬(ダイアップ)という坐薬を使うことがあります。
お医者さんと相談して決定しましょう。

迷った時は「#8000」に電話する

#8000とは

保護者の方が、休日・夜間のこども症状にどのように対処したら良いのか、病院を受診したほうが良いのかなど判断に迷った時に、小児科医師・看護師に電話で相談できるものです。

上の子が熱性けいれんを起こした時、正直、救急車を呼ぶべきか、車で病院に連れて行くべきか迷いました。

その時に頭に浮かんだのは、「#8000」でした

けいれんを起こしている最中に電話をかけ、状況を説明すると、「お母さん!この電話を切ったら、すぐに救急車を呼んでください!」と言われました。

迷った時には適切なアドバイスをもらえますので、携帯電話のアドレス帳に登録しておくか、すぐに目につくところに書いて貼っておくことをおすすめします!!
私も今でも番号を大きく書いたメモを冷蔵庫に貼っていますし、携帯電話にも登録しています!

地域によって、電話相談できる時間帯が違いますので、詳しくはこちらのページをご覧下さい。

最後に

子どもの突然のけいれん、本当にびっくりしますよね!

死んでしまうかもしれない!」大げさではなく、本当にそう感じてしまいます。

この記事を読んでいただくことで、パパやママにとって少しでも安心材料になることを心から願っています。

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