子どもが嘔吐したら|救急受診の目安・水分補給・嘔吐物の処理方法
子どもが突然吐くと、
- 胃腸炎かな?
- すぐに病院へ行くべき?
- 水分を飲ませてもいいの?
- 吐いた物は、どう片付けたらいいの?
と、次々に不安が浮かんでくると思います。
特に夜中に布団の上で吐いたり、短時間に何度も繰り返したりすると、子どもの対応と片付けを同時に行わなければならず、落ち着いて判断するのは簡単ではありません。
子どもの嘔吐は、感染性胃腸炎で起こることが多い一方、頭のけが、腸重積や腸閉塞、髄膜炎、誤飲・中毒などでも起こります。
「吐いた=胃腸炎」と決めつけず、子どもの意識、呼吸、顔色、腹痛、吐いた物の色などを確認することが大切です。
この記事では、日本小児科学会、厚生労働省、こども家庭庁などの情報をもとに、
- 吐いた直後にすること
- 救急車を呼ぶ目安
- 脱水のサイン
- 水分と食事の与え方
- 家庭での嘔吐物の処理
- 保育園や幼稚園へ戻る目安
を分かりやすく整理します。
子どもが吐いたら、最初に確認すること
嘔吐物の片付けより先に、まず子どもの状態を確認します。
1.意識と呼吸を確認する
名前を呼んだ時に反応があるか、普段どおりに呼吸しているかを確認します。
次のような場合は、片付けを後回しにして119番へ通報してください。
- 呼びかけても反応しない
- 意識がもうろうとしている
- 呼吸が弱い、または苦しそう
- 唇が紫色になっている
- 顔色が明らかに悪い
- 激しい嘔吐で水分が取れず、意識がはっきりしない
- 嘔吐が止まらない
- 激しい腹痛で苦しんでいる
- 血便が出ている
厚生労働省と消防庁も、嘔吐が止まらない場合や、水分が取れず意識がはっきりしない場合などは、迷わず119番を利用するよう案内しています。
2.座らせるか、体を横向きにする
意識がはっきりしていて座れる場合は、少し前かがみの姿勢にします。
ぐったりしている、眠っている、横になりたがる場合は、吐いた物が気管へ入りにくいよう、体を横向きに寝かせます。
あお向けのまま寝かせると、再び吐いた時に嘔吐物を吸い込むおそれがあります。こども家庭庁の保育所向けガイドラインでも、寝かせる場合は体を横向きにするよう示されています。
3.口の中を確認する
口の中に吐いた物が残っている場合は、見える範囲をやさしく取り除きます。
うがいができる子どもは、水で口をすすぎます。まだうがいができない子どもは、濡らしたガーゼやタオルなどで口の周りを拭きます。
指を口の奥まで入れたり、無理に吐かせたりしないでください。
4.吐いた回数と内容を記録する
次の内容を記録しておくと、受診時に役立ちます。
- 何時ごろから吐き始めたか
- 何回吐いたか
- 何を食べた後か
- 吐いた物の色
- 血が混ざっていないか
- 下痢や発熱があるか
- 腹痛や頭痛があるか
- 最後に尿が出た時刻
- 頭を打った可能性がないか
- 薬や家庭用品を誤飲した可能性がないか
安全を確保した後、可能であれば吐いた物をスマートフォンで撮影しておくと、医師が状態を判断する参考になります。
すぐに救急車を呼ぶ症状
次の症状がある場合は、119番への通報を優先してください。
意識や呼吸がおかしい
- 呼びかけに反応しない
- うとうとして視線が合わない
- けいれんしている
- 呼吸が苦しそう
- 唇が紫色
- 顔色が明らかに悪い
嘔吐が止まらない
短時間に何度も吐き、水分を少量与えてもすぐに吐く場合は、脱水や重い病気の可能性があります。
激しい腹痛や血便がある
激しい腹痛を繰り返す、足をお腹へ引きつけて激しく泣く、ぐったりする、血便が出る場合は、腸重積など緊急性の高い病気も考えられます。
頭を強く打った後に吐いた
頭を打った後に、
- 繰り返し吐く
- 意識がぼんやりする
- けいれんする
- 普段と明らかに様子が違う
場合は、横向きに寝かせて119番へ通報します。
できるだけ早く医療機関を受診したい症状
救急車を呼ぶ状態ではなくても、次の項目に当てはまる場合は、夜間・休日診療を含め、早めに医療機関へ相談してください。
- 生後3か月未満の赤ちゃんが吐いた
- 何度も繰り返し吐く
- 水分を飲んでも吐く
- 元気がなく、ぐったりしている
- 強い腹痛や頭痛がある
- お腹が大きく張っている
- 血を吐いた
- コーヒーかすのような物を吐いた
- 黄色や緑色の液体を吐いた
- 血便が出た
- 発熱と嘔吐が続いている
- 尿がほとんど出ていない
- 口の中が乾いている
- 誤飲や中毒の可能性がある
- いつもの嘔吐と明らかに違う
日本小児科学会の「こどもの救急」でも、ぐったりしている、何度も吐く、血や胆汁を吐く、激しい腹痛・頭痛がある、生後3か月未満などを重要な確認項目としています。
緑色や血の混じった嘔吐物は注意が必要です
吐いた物の色は、受診の緊急度を判断するうえで大切です。
緑色・黄色の液体
黄色や緑色の液体は、胆汁が混じっている可能性があります。
特に、濃い緑色の嘔吐、強い腹痛、お腹の張り、ぐったりした様子がある場合は、腸の通過障害などの可能性があるため、早急な診察が必要です。
赤い血やコーヒーかすのような物
鮮やかな赤色の血や、黒っぽいコーヒーかすのような物が混じっている場合は、消化管からの出血が疑われます。
写真を撮り、できるだけ早く受診してください。
ただし、食べた物の色で赤や緑に見える場合もあります。判断が難しい時は自己判断せず、医療機関や#8000へ相談しましょう。
脱水のサインを確認する
子どもは大人より体が小さく、嘔吐や下痢が続くと脱水が進みやすくなります。
次の症状がないか確認してください。
- 水分を飲めない
- 飲んでもすぐに吐く
- 唇や舌が乾いている
- 泣いても涙が少ない
- 尿が半日以上出ていない
- おむつがいつものように濡れない
- 尿の量が少なく、色が濃い
- 目が落ちくぼんで見える
- 皮膚の張りがない
- 手足が冷たい
- 顔色が悪い
- ぼんやりして反応が弱い
- 呼吸が速い
こども家庭庁のガイドラインでは、水分が取れない、唇や舌が乾く、尿が半日以上出ない、目が落ちくぼむなどを脱水のサインとして挙げています。
尿の回数は、家庭で確認しやすい重要な目安です。
最後におむつを替えた時刻や、トイレへ行った時刻を記録しておきましょう。
嘔吐後の水分補給
一度にたくさん飲ませない
吐いた直後は、喉が渇いて水分を欲しがることがあります。
しかし、一度にコップ一杯などを飲ませると、胃が刺激されて再び吐くことがあります。
吐き気が続いている間は無理に飲ませず、落ち着いてから少量ずつ始めます。
こども家庭庁のガイドラインでは、嘔吐後30~60分ほど吐き気がなければ、経口補水液などを少量ずつ与えるとしています。日本小児科学会は、小さじ1杯程度から15~30分ごとに徐々に増やす方法を案内しています。
水分補給の進め方
- 嘔吐後、吐き気が落ち着くまで30分程度様子を見る
- 経口補水液を小さじ1杯程度与える
- 15~30分ほど吐かなければ、もう一度少量与える
- 吐かなければ、少しずつ量や回数を増やす
- 再び吐いた場合は一度休み、さらに少ない量から再開する
子どもが眠っている場合、無理に起こして飲ませるのではなく、呼吸・顔色・反応を確認します。長時間尿が出ない、水分を全く取れない場合は受診してください。
水やお茶だけでよいのでしょうか?
一度だけ吐き、その後元気で食事もできている場合は、水やお茶で足りることもあります。
ただし、繰り返す嘔吐や下痢では、水分と一緒に塩分なども失われます。そのため、脱水が心配な時は経口補水液が適しています。
水やお茶だけを大量に飲ませるのではなく、年齢や症状に応じて経口補水液を使いましょう。
スポーツ飲料や一般的なイオン飲料は、経口補水液とは糖分・塩分の配合が異なります。日常的に大量に飲ませる用途には適していません。
家庭で経口補水液を作る場合
市販の経口補水液がすぐに用意できない場合、日本小児科学会は次の作り方を示しています。
- 水:1リットル
- 砂糖:40グラム
- 食塩:3グラム
計量を間違えると濃度が大きく変わるため、可能であれば市販の経口補水液を使用する方が確実です。
作った液は衛生的に管理し、長期間保存しないでください。
母乳や食事はどうすればよい?
母乳は無理に中止しない
母乳を飲んでいる乳児は、子どもの様子を見ながら少量ずつ授乳を続けられます。
一度に長く飲ませると吐く場合は、短時間の授乳をこまめに行います。再び吐いた場合は少し休み、ゆっくり再開します。国際的な小児下痢症の指針でも、母乳は継続することが勧められています。
食事は無理に食べさせない
吐き気がある間は、無理に食べさせる必要はありません。
水分が取れるようになり、子どもが食べたがるようになったら、年齢に合った普段の食事を少量から再開します。
例えば、
- おかゆ
- やわらかいうどん
- ごはん
- 豆腐
- 野菜スープ
- バナナ
- やわらかく煮た野菜
など、食べ慣れていて受け入れやすい物から始めます。
必ず「汁物だけ→おかゆ」の順に進めなければならないわけではありません。脱水が改善したら、年齢に合った食事を再開することが基本です。
脂肪分の多い料理や刺激の強い物を嫌がる時は避けますが、牛乳、乳製品、果物などをすべての子どもで一律に禁止する必要はありません。
食べると下痢や腹痛が強くなる場合、または医師から指示がある場合は、その指示を優先してください。
嘔吐は胃腸炎だけで起こるとは限りません
感染性胃腸炎では、嘔吐、下痢、腹痛、発熱などがみられます。嘔吐だけで始まり、後から下痢が出ることもあります。
一方、子どもの嘔吐には、次のような原因もあります。
- 咳き込んだ
- 激しく泣いた
- 食べ過ぎ
- 乗り物酔い
- 感染性胃腸炎
- 食中毒
- 中耳炎
- 尿路感染症
- 腸重積
- 腸閉塞
- 虫垂炎
- 髄膜炎・脳炎
- 頭部外傷
- 誤飲・中毒
- 食物アレルギー
- 熱中症
「家族も吐いている」「下痢を伴っている」場合は感染性胃腸炎が考えられますが、強い腹痛、意識の変化、頭痛、血便、緑色の嘔吐などがある場合は、胃腸炎と決めつけないことが大切です。
誤飲や中毒の可能性がある場合
薬、洗剤、たばこ、化粧品、除光液などを飲んだ可能性がある時は、家庭で無理に吐かせないでください。
吐かせることで、吐いた物が気管へ入ったり、食道の損傷がひどくなったりする物質があります。
- 意識がない
- けいれんしている
- 呼吸がおかしい
- 強い症状が出ている
場合は、すぐに119番へ通報します。
意識と呼吸が安定している場合は、飲んだ可能性のある製品、残量、時刻などを確認し、日本中毒情報センターの中毒110番へ相談してください。家庭で吐かせることは推奨されていません。
中毒110番・一般専用電話(365日24時間)
- 大阪中毒110番:
072-727-2499 - つくば中毒110番:
029-852-9999
番号は変更される可能性があるため、公開後も定期的に確認してください。現在の番号と受付状況は、日本中毒情報センターで確認できます。
家庭での嘔吐物の処理方法
感染性胃腸炎の可能性がある場合、嘔吐物の処理が不十分だと、家族へ感染が広がることがあります。
ただし、処理より先に、子どもの呼吸・意識・姿勢を確認することが最優先です。
大人が2人いる場合は、
- 1人が子どもの対応
- 1人が嘔吐物の処理
を担当すると安全です。
用意しておきたい物
- 使い捨て手袋
- 使い捨てマスク
- 使い捨てエプロン
- ペーパータオル
- ビニール袋
- 汚物を入れる袋
- 専用のバケツ
- 次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系消毒剤
- 汚染場所を最後に水拭きする布
商品を指定する必要はありません。家庭用として販売されている物を、表示に従って使用します。
嘔吐物を処理する手順
1.子どもやきょうだいを離す
嘔吐した子どもの状態が安定したら、きょうだいやペットを汚染した場所から離します。
2.換気する
窓を開ける、換気扇を回すなどして換気します。
3.手袋・マスク・エプロンを着用する
処理する人は、できるだけ使い捨ての手袋、マスク、エプロンを着けます。
4.ペーパータオルで静かに覆う
嘔吐物をペーパータオルなどで静かに覆います。
勢いよく拭いたり、掃除機をかけたりすると、細かな飛沫や乾燥した汚染物が周囲へ広がる可能性があります。
5.外側から内側へ拭き取る
汚れを広げないよう、外側から中心へ向かって静かに拭き取ります。こども家庭庁も、この方向での処理を示しています。
6.汚染した場所を消毒する
嘔吐物を十分に取り除いた後、汚染した床や物を適切な濃度の塩素系消毒液で拭きます。
ノロウイルスを想定する場合、こども家庭庁のガイドラインでは、次の濃度が示されています。
- 嘔吐物が付着した床や物:0.1%(1,000ppm)
- 便座・ドアノブ・手すりなど:0.02%(200ppm)
製品濃度が約6%の場合の目安は、
- 0.1%:水1リットルに約20ミリリットル
- 0.02%:水1リットルに約4ミリリットル
です。
ただし、家庭用製品の濃度は商品や製造時期によって異なります。
キャップの大きさも製品ごとに異なるため、「必ずキャップ何杯」と覚えず、製品ラベルやメーカーの希釈表を確認してください。
7.使用した物を袋へ入れて密閉する
ペーパータオル、手袋、マスク、エプロンなどをビニール袋へ入れ、口をしっかり閉じます。
8.石けんと流水で手を洗う
処理後は、石けんと流水で30秒以上、丁寧に手を洗います。
ノロウイルス対策では、アルコール消毒だけに頼らず、物理的に洗い流す手洗いが重要です。嘔吐物や排泄物が付いた場所では、消毒用エタノールより塩素系消毒薬が適しています。
塩素系消毒剤を使う時の注意
次亜塩素酸ナトリウムは、使い方を誤ると危険です。
- 酸性の洗剤と絶対に混ぜない
- 原液を嘔吐物へ直接かけない
- 空間へ噴霧しない
- 換気しながら使う
- 手袋を着用する
- 子どもの手が届かない場所で使う
- 金属は腐食することがあるため、使用後に水拭きする
- 衣類や布は色落ちすることがある
- 作った希釈液は長期間保存しない
- 飲料用ペットボトルへ入れたまま保管しない
酸性洗剤などと混ぜると、有毒な塩素ガスが発生します。また、消毒液の噴霧は吸入や目・皮膚への付着のおそれがあるため行いません。
希釈液をペットボトルで作る場合も、飲料と誤認する事故を防ぐため、作り置きせず、使用後は処分してください。こども家庭庁も、ペットボトルを使った希釈では誤飲に注意するよう示しています。
衣類やシーツが汚れた場合
汚れた衣類やシーツを、そのまま他の洗濯物と一緒に洗濯機へ入れないようにします。
- 手袋・マスクを着ける
- 嘔吐物を静かに取り除く
- 衣類を振り回したり、強くはたいたりしない
- 他の洗濯物と分ける
- 生地に合った方法で消毒する
- 十分に洗い、乾燥させる
厚生労働省は、85℃で1分以上の熱水洗濯や、次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が有効と案内しています。ただし、衣類の素材や洗濯表示を確認してください。
色落ちしやすい衣類や、家庭で適切な消毒が難しい布団・カーペットなどは、無理に塩素系消毒剤を使用せず、素材のメーカーや専門業者へ確認します。
家庭用「嘔吐対応セット」を用意しておきましょう
子どもの嘔吐は、夜間や忙しい時間に突然起こることがあります。
次の物を、ふた付きの箱やバケツへまとめておくと、落ち着いて対応しやすくなります。
- 使い捨て手袋
- 使い捨てマスク
- 使い捨てエプロン
- ペーパータオル
- 大小のビニール袋
- 汚物用の袋
- 使い捨ての布
- 子ども用の着替え
- 塩素系消毒剤
- 計量カップ
- 処理手順を書いた紙
塩素系消毒剤は箱の中に入れず、子どもが絶対に触れない場所で保管してください。
箱には、消毒剤そのものではなく、
- 使用する製品名
- 製品濃度
- メーカーが示す希釈方法
を書いた紙を入れておくと安全です。
保育園・幼稚園へ戻る目安
感染性胃腸炎では、嘔吐や下痢が治まった後も、しばらくウイルスが便から排出されることがあります。
こども家庭庁が示す登園の目安は、
「嘔吐・下痢などの症状が治まり、普段の食事が取れること」
です。
次の状態では、登園・登校を控えましょう。
- 24時間以内に複数回吐いた
- 水分や朝食が取れない
- 元気がなく機嫌が悪い
- 顔色が悪い
- 下痢が続いている
- 普段の生活ができない
施設によって、登園届や医師の診断が必要な場合があります。利用している保育園・幼稚園・学校の決まりを確認してください。
症状が治まっても、手洗い、トイレの清掃、タオルの共用を避けるなどの感染対策は続けます。
夜間や休日に判断に迷ったら「#8000」
子どもの意識と呼吸が安定しているものの、
- 今夜受診した方がよいか
- 朝まで待てるか
- 水分をどう与えるか
- 脱水かどうか判断できない
と迷う時は、全国共通の子ども医療電話相談#8000を利用できます。
#8000では、小児科医師や看護師から、家庭での対応や受診先について助言を受けられます。受付時間は都道府県によって異なります。
ただし、
- 意識がない
- 呼吸がおかしい
- 嘔吐が止まらない
- 激しい腹痛
- 水分が取れず意識がはっきりしない
場合は、#8000への相談を先にせず、119番へ通報してください。
よくある質問
1回吐いただけなら、家で様子を見てもよいですか?
吐いた後に、
- 元気がある
- 顔色がよい
- 水分が取れる
- 尿が出ている
- 強い腹痛や頭痛がない
場合は、家庭で注意して様子を見られることがあります。
ただし、症状が変化した場合や、不安がある場合は診療時間内にかかりつけ医へ相談してください。
吐いた直後に水を飲ませてもよいですか?
一度にたくさん飲ませることは避けます。
吐き気が落ち着いてから、経口補水液を小さじ1杯程度から始め、吐かないことを確認しながら徐々に増やします。
吐いた後は食事を抜くべきですか?
吐き気がある間は、無理に食べさせる必要はありません。
ただし、長時間の絶食が必ず必要なわけではなく、水分が取れて食欲が戻ったら、年齢に合った食事を少量から再開します。
嘔吐物の処理にアルコールを使えばよいですか?
ノロウイルスなどを想定した嘔吐物の処理では、アルコールだけでは不十分な場合があります。
まず嘔吐物を十分に取り除き、適切な濃度の塩素系消毒剤を使用します。手指には塩素系消毒剤を使わず、石けんと流水で手を洗います。
子どもを抱き上げてもよいですか?
意識がはっきりし、抱っこすることで落ち着く場合は、吐いた時に顔が横や前を向く姿勢を保ちます。
意識がぼんやりしている、頭を打った可能性がある、呼吸がおかしい場合は、むやみに動かさず横向きに寝かせ、119番へ通報してください。
企業・団体・医療・保育施設の皆さまへ
ホッピースマイルでは、子どもの事故・病気への備えを、歌、動画、ポスター、メルマガ、安全記事などを通じて、保護者や施設へ分かりやすく届けています。
企業・団体・自治体・医療・教育機関の皆さまと連携しながら、子どもの安全を家庭だけに任せず、社会全体で支える取り組みを広げていきたいと考えています。
この記事について
この記事は、一般的な情報提供を目的としています。
個々の子どもの診断や治療、医師から受けている個別の指示に代わるものではありません。
持病がある場合、処方薬を使用している場合、医療機関から対応方法を指示されている場合は、かかりつけ医の指示を優先してください。
参考にした主な公的情報
- 日本小児科学会「こどもの救急・吐き気」
- 厚生労働省「こんな時は迷わず119へ」
- こども家庭庁「保育所における感染症対策ガイドライン」
- 厚生労働省「ノロウイルスに関するQ&A」
- 厚生労働省「ロタウイルスに関するQ&A」
- 日本中毒情報センター「中毒事故が起こったら」
- 厚生労働省「子ども医療電話相談 #8000」













