お子さんが小学生くらいになると、親と少し離れて、お友だち同士で遊びに行く機会が増えてきますよね。

  • 公園で遊んでくるね
  • ちょっと外で遊んでくるね

そんな言葉を聞くことも増えると思います。

このとき、保護者として気になるのは、「誰と遊ぶのか」だけではなく、どこで遊ぶのかです。

子どもたちは、ときどき公園や広場ではなく、近所の駐車場を遊び場のように使ってしまうことがあります。平らで広く、車がたくさん止まっている駐車場は、子どもの目には、かくれんぼや鬼ごっこがしやすい場所に見えることがあるからです。

でも実際には、駐車場は遊ぶための場所ではありません。
道路と同じように、命に関わる事故が起こる危険のある場所です。

ここでは、子どもが駐車場で遊ぶことがなぜ危険なのか、そして家庭でどんな予防ができるのかを、やさしく整理してお伝えします。


なぜ危険なのか

駐車場が危険なのは、そこに車がいろいろな方向に動く環境があるからです。

道路では、基本的に車は進む向きがある程度決まっています。
でも駐車場では、

  • バックで出てくる車
  • 駐車しようと曲がってくる車
  • 荷物を積み終えて発進する車
  • 外から入ってくる車

など、さまざまな動きが同時に起こります。

さらに大きな問題になるのが、車の死角です。
子どもが車と車の間に入ったり、しゃがんだりすると、運転手さんから見えにくくなることがあります。最近はバックモニターや安全機能が付いた車も増えていますが、それでも小さな子どもの姿を完全に見つけられるとは限りません。

子どもが「車は止まっているから大丈夫」と思っていても、その車が急に動き出すことがあります。
運転手さんも、まさか駐車場で子どもが遊んでいるとは思っていないことがあります。

警察庁や自治体などでも、子どもの交通安全について繰り返し注意が呼びかけられています。特に、車の近くは「見えているようで見えていない場所がある」ことを、大人も子どもも意識しておくことが大切です。

駐車場での「少しだけ」「ちょっと隠れるだけ」という行動が、重大な事故につながることがあります。


子どもはなぜその行動をしてしまうのか

子どもが駐車場で遊んでしまうのは、「危ないことをしたいから」ではありません。

まず、子どもにとって駐車場は、
広い・平ら・走りやすい・隠れやすい
場所に見えることがあります。

公園のように遊具がなくても、車が並んでいることで「かくれんぼができそう」「鬼ごっこが楽しそう」と感じてしまうのです。

また、子どもは大人より背が低く、視野も狭めです。
そのため、車の向こうから別の車が近づいていても気づきにくいことがあります。

さらに、子どもはまだ経験が少ないため、

  • 車が急に動き出すかもしれない
  • 運転手さんから自分が見えていないかもしれない
  • 駐車場は道路と同じように危険な場所かもしれない

といったことを、具体的に想像するのが難しいことがあります。

つまり、子どもの行動だけを責めるのではなく、子どもにはそう見えてしまう、そう感じてしまうことを前提に、安全ルールを伝えていくことが大切です。


家庭でできる予防ポイント

駐車場での事故予防は、特別なことをしなくても、日常の中で少しずつ取り組むことができます。

まず大切なのは、駐車場は遊ぶ場所ではないと、はっきり伝えることです。
そのうえで、遊ぶ場所と遊ばない場所を具体的に分けて伝えると、子どもにも理解しやすくなります。

家庭で意識したいポイント

  • 駐車場では遊ばないと、短い言葉で繰り返し伝える
  • かくれんぼや鬼ごっこは、公園や広場など遊ぶための場所ですると約束する
  • 「どこで遊ぶのか」を家を出る前に確認する
  • お友だちと遊ぶ時も、駐車場に入らないことを親子で話し合う
  • 買い物先や外出先でも、駐車場では手をつなぐ・そばを離れないなどのルールを決める

特に、行動範囲が広がり始める小学生の時期は、「危ないからダメ」だけではなく、なぜ危ないのかもセットで伝えると理解につながりやすくなります。

たとえば、

「車が止まっていても、急に動くことがあるんだよ」
「運転手さんから見えないことがあるんだよ」

と、具体的に話すと、子どももイメージしやすくなります。


親子で確認したい安全ルール

最後に、親子で声に出して確認しやすい形で、安全ルールを整理します。

親子で確認したいお約束

  • 駐車場では遊ばない
  • かくれんぼや鬼ごっこは、公園や広場でする
  • 車と車の間には入らない
  • 駐車場では走らない
  • 遊びに行く前に、どこで遊ぶかをおうちの人に伝える

ルールは、長く説明しすぎるより、短くわかりやすい言葉の方が子どもに残りやすいです。

たとえば、

「駐車場は遊ぶ場所じゃないよ」
「遊ぶなら、公園や広場にしようね」

この2つを、ぜひ親子で確認してみてください。

日常の中で繰り返し思い出すことが、事故のリスクを減らすことにつながります。


関連動画

ホッピースマイルの動画
「駐車場で遊ぶと すごく危険だよ!」
親子で一緒に見ることで、駐車場の死角や危険について、子どもにもわかりやすく伝えやすくなります。

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