こんにちは、ちょこママです。
近年、車の中に子どもが置き去りにされ、その結果熱中症で死亡してしまうという、本当に悲しいニュースが度々聞かれるようになりました。
どのようなケースかというと、幼稚園や習い事の送迎バスであったり、運転しながら考え事をしていた家族や親族が子どもを乗せていることを忘れて置き去りにしてしまうケースなどです。
現在3人の子育てをしている私が初めてこのニュースを聞いた時、どんなに苦しかっただろうかと想像すると涙が出る思いだったと同時に、他人事ではないと感じたことを覚えています。
このような悲しい事故を二度と繰り返してはいけないと思い、今回は子どもの車内放置を防ぐための対処法を詳しく解説したいと思います。
万が一の時に、子ども自身でできる対処法
1.クラクションを鳴らそう

私は車のエンジンを切ったら、クラクションは鳴らないと思い込んでいました。
私の他にも、そう思っているパパやママもいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし実際はエンジンを切ってもクラクションは鳴るのです!
窓ガラスを叩いたり、大声で助けを求めるだけでは、周囲に気づいてもらえなかったり、暑い車内ですぐに体力が消耗してしまいますが、クラクションをずっと鳴らし続ける事によって、周囲(離れた場所にいる人や、建物の中にいる人)に危険を知らせる最も効果的な方法だと言えます。
子どもの力ではクラクションがなりにくいことがありますが、その場合はハンドルに体を押し付けて体重をかけてクラクションを鳴らしたり、後ろ向きに座るような形でクラクションを鳴らす方法があります。
これだと子どもの力でも問題なくクラクションを鳴らし続けることができます。
2.ハザードランプをつけよう

エンジンが止まっているのに、ハザードランプがずっと点滅していた場合、近くを通った人が「あれ?何かあったのかな?」と気づいてくれる場合があります。
クラクションを鳴らし続けながらハザードランプをつけることで、「この車です!助けてください!」と知らせることができます。
3.携帯電話を使おう

もし携帯電話を持っていたら、パパやママに電話をかけて、今の状況や場所などを伝えましょう。
電話が繋がらなかったら、迷わず110か119に電話をして救助を待ちましょう。
4.ドアのロックを解除する。(年齢による)
エンジンを止めて鍵をかけた場合、チャイルドロックの関係で内側から鍵が開けられなくなっている場合が多いと思いますが、実は運転席と助手席の鍵は開けられます。
鍵が開けられて車から脱出できるなら、なぜこれを一番にしないのか?と疑問に思われる方も多いでしょう。
私も最初はそう思いました。
しかし脱出後に危険がたくさんあるということに気が付きました。
小学生以上のお子さんでしたら、運転席の鍵を開けて外に出ても大丈夫だと思うのですが、もし4・5歳のお子さんの場合、鍵を開けて脱出した後、交通事故に遭ってしまったり、行方が分からなくなってしまうなどの二次被害も考えられます。
ですから、この方法はお子さんのことをよく理解されている保護者の方の判断で、「うちの子は大丈夫」だと思われた場合に教えてあげてください。
私も、小2の上の子には伝えていますが、年長の子にはまだ伝えていません。時期が来たら伝えようと思っています。
送迎する大人が、子どもの車内放置を防ぐための対処法
1.人数確認をする
降りた子どもの人数を確認して、全員降りたかどうかを意識的に確認する。
2.中に誰も残っていないか見に行く

全ての座席に子どもが残っていないか確認する習慣をつける。
3.携帯電話や財布などの貴重品を子どもの側に置く
いつも持ち歩くものを子どもの側に置いておくことで、降りる時に子どもの存在に気づくことができます。
最後に

子どもは何よりも大切な存在ですが、忙しい時や考え事をしている時、疲れている時などは、つい忘れてしまうことがあるかもしれません。
また、保護者の送迎ではなく、幼稚園や習い事の送迎中に起こるかもしれません。
まずは送迎する大人が、車の鍵を掛ける前に必ず車内に誰も残っていないかを確認する習慣をつけ、毎回チェックするようにしましょう。
それでも万が一、車内に取り残されてしまった時の為に、ぜひお子さんに助けを求める方法を教えてあげてください。
これは避難訓練と同じで、めったに起こることではないけれど、知っておくことで万が一の時に自分の身を守ることができます。
そして、パチンコや買い物など、子どもを車に残して出かけるのは絶対にやめましょう。
「短時間だから…」と思っていても、レジがすごく混んでいて思っていたよりも時間がかかったり、何か思わぬトラブルに遭遇してしまったりすることもあるかもしれません。
私も子どもが3人いますので、「一人でパッとこれだけ買いに行きたいなぁ。」と思うことはありますが、やはり“子どもの命”と天秤にかけると、連れて行く以外に選択肢はありません。
どうか一人でも多くのお子さんの命が助かることを願っています。
この記事が子育てを頑張っておられる、お父さんお母さんのお役に立てますように。
YouTubeで「子どもを車内放置から守る歌」を出しています。
この動画を観ていただくだけで、万が一、車内に取り残された時の対処法がしっかりと学べますので、ぜひ親子で一緒にご覧になってくださいね。
